子どもが夢中になれることこそが好奇心につながる
子どもの写真を撮影していると、時に子どもの目がキラキラしていることがあります。
そのキラキラした目をしている時というのは、大抵好奇心を示しているときだと感じます。
子どもがプロのカメラマンと出会うと、普段は感じない思いを抱くのか、わくわくしている様子が伝わり、こちらもそのわくわくが伝わってきます。
せっかく芽生えた知的好奇心をさらに伸ばしていくには、どうしていけばよいのでしょうか。
今回は、このテーマについて考えてみましょう。
子どもは何に興味をもっているのか?それを把握し伸ばしていくのが親の仕事
親になると、たいていの人が「子どもの興味や関心をもっと広げてやりたい」と感じるようです。
そしてそれは、子どもの身の回りにあるものすべてが対象になります。
食べ物に関すること、近所でよく見る植物や昆虫に関すること、芸術に関すること、科学に関すること・・・。
子どもに知っておいてほしいことは、次から次へと見つかります。
しかし、子どもにも個性があります。
親が興味を持たせたいことにすべて興味を示すかといえば、必ずしもそうではありません。
お母さんが植物に興味があるからといって、お散歩途中に見かける花について詳しく説明してみても、子どもは全然話を聞いていない、なんてことはよくあります。
好きこそものの上手なれ
一方、子どもは一旦興味を持つと、それが好きになり、それに関連した様々なことを知識として身につけていきます。
だから、子どもが何かに夢中になっていることは、それが大人の目にはくらだらいように見えたとしても、止めてはいけません。
「そんなことをしている暇があったら、少しは勉強しなさい」なんて怒ってはいけません。
電車好きの子どもが、中央線の駅名を順番にすらすらと言ってみたりするのは、その典型です。
もちろん、その知識が日常生活に直接役立つかどうかは別問題です。
しかし、子どもの関心を遮ることなく、むしろそれを伸ばしていくことが重要です。
まとめ
大人になるまでに夢中になるということは、将来の職業にもつながっていきます。
夢中になったものが糸口となって、どんなことを学びたいのか、どんな職業につきたいのかが自ずとわかってくるものです。
ぜひ、子どもの興味・関心を引き出すように日々子どもと対話していきたいものですね。